以前から子宮がん検診を受けましょう
という話をしていたのですが、
時々、卵巣癌はどうすればいいのですか、と聞かれることがあります。
また、手術で子宮は取ったんだけど、卵巣は残した場合、今後の癌検診はどうすればいいのか聞かれることもあります。
子宮頸癌検診のように年に1度の検診を受けていればそれでいいのかといわれると、残念ながら卵巣癌には検診というものが存在しないのです。
それは、なぜか。
卵巣癌は、いざ癌になるとあっという間に進んでしまうからです。
つまり、1年前に検診をして、卵巣癌がなかったとしてもその1年後には、もう進行した卵巣癌になっている可能性は十分ありえるのです。
実際、卵巣癌の50%以上は進行した状態で見つかっており、手術や抗がん剤を用いても70%は再発するといわれています。
ですので、自覚症状が何かあれば、そのまま放っておかずに、婦人科を受診してもらいたいのです。
では、どういった自覚症状が問題になるのか。
それは、
・お腹周りが大きくなった
・下腹部が何か痛い
・トイレが近い、もしくは出しづらい
・すぐお腹いっぱいになる
これらの症状が、気になるようであれば婦人科を受診するのがおススメです。
もちろん、毎月超音波で検査していれば仮に卵巣癌になったとしても、かなり早期に見つけることができると思いますけど、毎月婦人科に行って超音波の検査を受けるのって、あまり現実的じゃないですよね・・・
ですので、さきほど説明したように、
・お腹周りが大きくなった
・下腹部が何か痛い
・トイレが近い、もしくは出しづらい
・すぐお腹いっぱいになる
こういった症状をよく感じるようになったら、一度婦人科を受診するようにしてくださいね。