クリニックブログ

2017.12.07更新

医療脱毛は、エステに比べて効果は高いけれど痛みが強い、というイメージがあると思います。

 

実際、私も医療脱毛を受けたときは、涙が出るほど痛かった記憶があります。

 

しかし、新しく開発された医療脱毛は飛躍的に痛みがありません。

 

以前の医療脱毛では、麻酔のクリームを塗っても強い痛みがありました。

 

しかし、当院で採用した医療脱毛機器は、私自身が試してみても、ほとんど痛みを感じませんでした。

 

麻酔クリームを使わずにこれほど痛みが少ないとは驚きです。

 

 

実際、VIO脱毛を受けてもらって患者さんからも、ほとんど痛みが無くてラク、と言ってもらっています。

 

体の中でVIOが一番痛みを感じやすい部分ですので、痛みに弱い方は一度お試しください。

 

また、エステ脱毛に何回も何十回も通っていて全然毛が減らない、という方でも1~2回の脱毛で効果を実感してもらっています。

 

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投稿者: 平和島レディースクリニック

2017.11.16更新

今回はデリケートゾーンのかゆみについてまとめてみます。

 

原因としては


カンジダ

かぶれ

洗いすぎ

 

が多いですね。

 

特にカンジダで悩んでいる方がかなり受診されます。

慣れてくると「カンジダになったんで薬下さい」って一言目に言う患者さんも。

 

特徴的なオリモノなので、自分でもわかることが多いようです。酒粕状って表現しますけど、白いぽろぽろしたオリモノで痒みがあれば、まず間違いなくカンジダ。

たまにネバっとしたオリモノでもカンジダが検出されることもあるので、腟内の菌量によって性状は様々です。

 

 

カンジダについては長くなるので、また次回。

 

というより、日常診療でカンジダ繰り返して受診する人が本当に多くて、何とか予防法を啓発できないものかと思って、このブログを始めたので、カンジダについては、自分もいろいろ勉強して紹介したいと思っています。

 

 

かぶれ

 

接触性皮膚炎って名前ですけど、あまり受診されることは少ない気がします。

教科書的には、新しく使い始めた下着とか生理用品がないか確認って書いてあるんですけど、それってだいたい自分で気づくと思うんですよね。

なので、思い当たるものは変えてもらうとか、あとは保湿クリームなんかを塗ってあげればよくなることが多い。市販のワセリンなんかおススメです。

 


洗いすぎ

 

時々いらっしゃる印象です。清潔を保ちたくて石鹸で洗ったりするんでしょうけど、正直、お湯で流して手で拭うだけでも十分きれいなんですよね。

洗いすぎの方は、石鹸洗いをやめてもらうだけでも痒みがよくなるのでお試しを。ウォシュレットが原因のこともあるので、使いすぎは控えましょう。

投稿者: 平和島レディースクリニック

2017.10.24更新

以前(不妊症についてのブログ)PCO 多嚢胞性卵巣症候群について説明したのですが、

今回はもう少し踏み込んで書いてみたいと思います。

 

 

繰り返しになりますが、PCOというのは、簡単に言ってしまうと、なかなか排卵しづらくって、その影響で月経不順になったり、不妊症になったりしてしまう状態です。

 

 

生理不順や不妊症に困っているようであれば、それぞれに対して治療をしていくことになります。

 

もし、PCOと言われて、出来るだけ早く妊娠したい方は、当然ながら産婦人科を受診してもらう必要があります。

何もしなければ排卵しづらい状況なので、そのままだとなかなか妊娠できないからですね。

 

 

ただ、今すぐの妊娠は考えてないけれど、将来的には妊娠したいなぁと思っている方も多いと思います。

 

 

そういう方が通院せずに出来ること、それは一言でいうと

 

体重管理

 

ただ、極端に体重を減らしすぎると、

 

体重減少性無月経

 

と言って、これまた生理不順や不妊の原因になりますので、過度の体重減少は考え物。

ですので、もし今の体重がBMI:25以上の方は体重管理を考えてください!

 

ちなみに、BMI:25以上というのは

 

150㎝だと56kg以上

 

155㎝だと60kg以上

 

160㎝だと64kg以上

 

になってきます。

 

 

具体的な計算方法は

 

25 x 身長(m) x 身長(m)

 

です。身長の単位がメートルなので、

 

155㎝の方は、1.55 で計算してくださいね。

で、5%~10%程度の減量で排卵率や妊娠率が改善すると言われています。

 

ですので、日ごろから出来ることといえば

 

体重コントロール

 

を頑張っていただければ、と思います。

投稿者: 平和島レディースクリニック

2017.10.23更新

以前から子宮がん検診を受けましょう

という話をしていたのですが、

時々、卵巣癌はどうすればいいのですか、と聞かれることがあります。

また、手術で子宮は取ったんだけど、卵巣は残した場合、今後の癌検診はどうすればいいのか聞かれることもあります。

 

子宮頸癌検診のように年に1度の検診を受けていればそれでいいのかといわれると、残念ながら卵巣癌には検診というものが存在しないのです。

それは、なぜか。

 

卵巣癌は、いざ癌になるとあっという間に進んでしまうからです。

つまり、1年前に検診をして、卵巣癌がなかったとしてもその1年後には、もう進行した卵巣癌になっている可能性は十分ありえるのです。

 

実際、卵巣癌の50%以上は進行した状態で見つかっており、手術や抗がん剤を用いても70%は再発するといわれています。

 

ですので、自覚症状が何かあれば、そのまま放っておかずに、婦人科を受診してもらいたいのです。

 

では、どういった自覚症状が問題になるのか。

 

それは、

・お腹周りが大きくなった
・下腹部が何か痛い
・トイレが近い、もしくは出しづらい
・すぐお腹いっぱいになる

 

これらの症状が、気になるようであれば婦人科を受診するのがおススメです。

もちろん、毎月超音波で検査していれば仮に卵巣癌になったとしても、かなり早期に見つけることができると思いますけど、毎月婦人科に行って超音波の検査を受けるのって、あまり現実的じゃないですよね・・・

 

ですので、さきほど説明したように、

・お腹周りが大きくなった
・下腹部が何か痛い
・トイレが近い、もしくは出しづらい
・すぐお腹いっぱいになる

こういった症状をよく感じるようになったら、一度婦人科を受診するようにしてくださいね。

投稿者: 平和島レディースクリニック

2017.10.19更新

不妊治療について。

 

といっても、不妊治療に関してはとても長くなってしまうので、何回かに分けて書きたいと思います。

 

まず、最初に不妊症というのは何か。

妊娠を希望し、継続的に性行為を行ったにもかかわらず、1年間 妊娠にいたらない場合を、不妊症といいます。

 

この1年間という期間に関しては、少し前までは2年間とされていました。

それが、定義の変更で1年間と短縮されたのです。

 

しかし、実際に診療をしていて、この1年とか2年とかいう定義はあまり関係なくて、患者さんが今すぐにでも子供が欲しい!と思ったら、もうその時点からいわゆる不妊検査を開始していくのでもいいのではないかと思っています。

 

そこで、不妊治療としてまず始めるのが、何か妊娠しづらい原因がないか、という一般的な検査。

 

血液検査をしてホルモン値に異常がないか、超音波をして子宮や卵巣に異常がないか、また、患者さん自身に基礎体温をつけてもらって、ちゃんと低温相と高温相にわかれているかどうかの確認、もちろん、ご主人の検査も必要です!!

不妊症の原因って、確率的にご主人にも半分くらい原因があるって言われていますから、ご主人の精液検査も、とても大事。そうやって、一通り検査をして、何か異常がみつかればそれぞれに対して治療をしていくことになります。

 

外来をしていて、よくいらっしゃるのが PCO という状態。日本語で言うと、

多のう胞性卵巣症候群と言います。

 

これは、卵巣の中に小さなランポウが沢山あって、結局どれも排卵できないってタイプです。

ランポウっていうのは、生理後に徐々に大きくなって、2週間ほどで破れて、中にある卵子をお腹の中に放出するものです。

 

PCOの患者さんは結構多い印象ですね。うまく排卵できないので、基礎体温をつけても何かガタガタしていていつ体温が上がったのかわからないのが特徴です。

もちろん、毎回絶対排卵しない訳ではないので、たまにポッと排卵して、そこで妊娠する方もいらっしゃいますが、基本的には排卵しづらいので、PCOと言われた方は、妊娠を考え始めたときに、早めに不妊治療を始める必要があります。

 

 

投稿者: 平和島レディースクリニック

2017.09.27更新

子宮頸がん検診受けてますか?

 

て言っても、日本の子宮頸がん検診受診率は

25%くらいなので、受けたことのない方も多いと思います。

 

子宮頸がんの原因はHPVというウィルスと言われていて、これは主に性行為を介して

感染するので、性交経験のある方は、誰でも感染する可能性があります。

 

でも、性病という類ではないですよ。

性行為をしたことがある女性の8割以上が、

一生に一度はHPVに感染すると言われているくらいメジャーなものです。

 

そのようにHPVに感染したとしても、

ほとんどの人が自然にウィルスを排除して

治るのですが、まれに排除できずに、

子宮頸がんになってしまうのです。

 

排除できずに子宮頸がんになってしまう

リスクとしては、喫煙とピルを

長期間飲んでることですが、

ピルの処方を受けている方は、

主治医から頸ガン検診を勧められていると

思うので、それほど心配しなくても

大丈夫でしょう。

 

なぜなら、仮にピル内服中に子宮頸がんに

なるとしても、年単位の時間がかかるので、

年に一度の検診を受けていれば、それほど

心配しなくても大丈夫ですよね。

 

そして、年単位をかけて子宮頸がんに

なると言っても、いきなり子宮頸がんに

なるわけではありません。

正常な状態と子宮頸がんという

状態の間には異形成という状態が

存在します。

 

その異形成という状態も、

軽度、中等度、高度と別れていて、

軽度から段階を経て高度になっていきます。

 

だから、毎年ガン検診を受けていれば、

仮に子宮頸がんになっていくとしても、

異形成の段階で見つけることができ、

十分治療可能なわけです。

 

では、実際の治療法について説明したいと

思います。

 

まず、昔からよく行われている

治療法としては、円錐切除という

手術があります。

これは、子宮の出口の部分を円錐状に

切り取って、悪いところを根こそぎ

取るという方法。

 

これで取りきれてしまえば、

ひとまず治療は完了です。

ただし、子宮の出口の部分を

切り取ることで、妊娠した時に流産や早産と

なるリスクが高くなります。

 

妊婦健診をしていて、先週まで何も

問題なかったのに、いきなり破水して

しまってかなり早産になってしまう。

円錐切除を受けた後に妊娠した方の中には、

時々そういう方がいます。

 

ですので、もし可能であれば、

妊娠を考えている方に円錐切除は避けたい、

というのが本音です。

 

で、別の治療法として一部の病院で行われて

いるのが

レーザー蒸散

という方法。

これは、子宮の出口の悪そうな部分に

レーザーを当てて、悪い所を消す方法です。

 

レーザーを当てるのですが、

ほとんど痛みはないので、基本的には

麻酔もなく、日帰りで出来る治療法です。

 

レーザー蒸散後に妊娠しても

治療の影響は特にない、と言われて

いるので、もし妊娠を考えている方は、

レーザー蒸散という治療も選択肢として

考えてくださいね。

投稿者: 平和島レディースクリニック

2017.09.25更新

まだ妊娠を考えてない方にとって、避妊はとても大事なこと。

日本国内で、年間20万件もの中絶手術が行われていることを考えると、

もっと避妊することに積極的になってもらいたいのです。

元気な赤ちゃんを迎える為に、産婦人科医として働いているのに、

中絶手術をすることほど、心を削ることはありません。

ぜひとも、避妊に関する知識を深めていただきたいと思います。

まず、メジャーなものとしては

コンドーム
これは、はっきり言って男性主体の避妊方法です。

最初から最後までしっかりつけない男性もいるでしょう。

ちゃんと使えば、パール指数(1年間に何%の女性が妊娠するか)は

ですが、途中からつけたり、途中で破れたりすると、パール指数は

15に跳ね上がってしまいます。

なので、コンドームだけに頼るのはあまりお勧めしません。

普段の外来でも、途中で破れたといって受診する女性は結構います。

もちろん、性病予防目的でコンドームを使うことはとても大事ですよ。

ピル
コンドームは男性主体といいましたが、女性主体の避妊方法としては

ピルがあります。

ピルのパール指数は、0.1

ほぼ間違いなく避妊できることになります。

ただ、日本国内ではまだまだ普及していないのが実情。

ヨーロッパでは3~4割の女性が避妊方法としてピルを選んでいるのに対し、

日本ではわずか1%

 

外来でお勧めしても、ピルはちょっと・・・という患者さんも結構多いです。

なので、そういう時は、ピルのメリットとデメリットをしっかり説明して、

選んでもらっています。

ピルに関する説明はとても長くなるので

また次回に!

 

投稿者: 平和島レディースクリニック

2017.09.11更新

みなさん、婦人科検診はしっかり受けていますか。

子宮頸がんは早期に見つけることができれば、

十分治療可能であり、年に一度は婦人科検診を受けてくださいね。

 

それで、検診を受けた方の中で、子宮筋腫を

指摘されて紹介されてくる方が結構います。

 

女性の約3割は子宮筋腫があるといわれていますので、

それほど珍しくはない腫瘍なんですが、初めて

指摘された方の中には、とても心配されて

受診される方もいるので、今日は子宮筋腫について

説明したいと思います。

 

さきほども説明したように、子宮筋腫というのは

とてもよくある腫瘍です。

そして、生理がある間は徐々に大きくなって

いくのですが、閉経してしまえば縮んでいくものなので

閉経までに特に症状がなければ、そのまま何も

しなくても問題にはなりません。

 

子宮筋腫が原因で問題になることといえば、

 

生理の量が多い、生理痛が強い

不妊の原因になる

便秘・排尿回数が増える

腰痛

 

などです。

 

ただ、どの症状も子宮筋腫とイコールではありません。

 

生理の量が多かったり、不妊の原因になるのは、

子宮筋腫ができている場所次第ですし、便秘や排尿、

腰痛に関しては子宮筋腫の大きさ次第です。

 

なので、検診で指摘されたからといって、すぐ心配する

必要はなくて、一度診察で筋腫の位置や大きさを

確認しておけばそれに応じた治療を選ぶことができます。

 

もっともメジャーな治療法としては手術をして筋腫を取る!

最近では、ある程度の大きさの筋腫まで腹腔鏡で

手術できるようになってきたので、もし手術を勧められている方は、

腹腔鏡手術ができるかどうかも相談してみてくださいね。

よほど大きいものでなければ、腹腔鏡で出来ることが多いですから。

 

他の治療としては、できる病院がかなり限られてきますが、

FUS(集束超音波治療)

といって、お腹の外から超音波をあてて子宮筋腫を縮める方法だったり、

UAE(子宮動脈塞栓術)

といって、子宮筋腫を栄養している血管を詰める方法もあります。

 

なので、子宮筋腫の治療にもいろいろあるので、

もし筋腫による症状で悩んでいる方がいれば、

いろいろ検討してもらえればと思います。

 

ちなみに、お腹が膨らんでいるのがわかるほど

子宮筋腫を育てちゃう方!!!

早めに病院行ってください・・・

 

あまり子宮筋腫が大きくなると、背中側にある太い

血管を圧迫しちゃって、足の血流が悪くなるんです。

 

そうすると、エコノミークラス症候群といって、

血管の中に血栓という血の塊ができちゃうことがあります。

それが何かの拍子にポーンって流れて肺を詰まらせてしまうと

命にかかわりかねない!!!

 

って、そこまで大事になることは少ないんですが、

血栓症になって、足がパンパンに腫れてくる方は

たまにいらっしゃいます。

 

なので、「あぁ、なんか太ったなぁ」で済まさないで、

一度は婦人科検診も受けてくださいね。

投稿者: 平和島レディースクリニック

2017.09.08更新

アフターピルという薬をご存知でしょうか。

普段から避妊の為に飲む薬のことは

低用量ピル

と言ったり、

ピル

と言ったりしていますが、今回お話しするのは、避妊に

失敗したかも、というときに飲んでもらう

アフターピル

緊急避妊

という薬についてです。

かなり昔から緊急避妊の薬はあったのですが、

それは副作用として吐き気が出ることが多いものでした。

もちろん、今もその薬はあるのですが、吐き気の強さと

避妊失敗率の高さから、あまり選ばれることはなくなってきました。

以前のお薬では、約半数の方に吐き気が出て、2割の人が

実際に吐いていました。それでいて、避妊成功率は

6割程度というもの。

しかし、最近のお薬では、避妊の成功率は85%ほど。

2割ほどの人に吐き気が出て、実際に吐くのは5%ほどの確率です。

そういった意味では、以前のお薬よりも最近のお薬の方が

メリットが大きいですよね。

ただ、金額的に最近のお薬は1~2万円するのがデメリットとは言えます。

以前のお薬であれば数千円なので、金額的な差は大きいのですが、

副作用の大きさ、避妊に失敗した時の中絶の可能性を考えると、

やはり新しい方のお薬をお勧めしたいところです。

 
なお、当院では緊急避妊のお薬代が18000円となっています。避妊に失敗したかも、という性行為から72時間以内であれば

 

85%ほどの避妊確率。

それを過ぎると避妊効果は落ちていきますが、

120時間以内であれば60%ほどの避妊確率ですので、

心配なことがあれば受診してくださいね。

 

投稿者: 平和島レディースクリニック

2017.09.06更新

避妊や生理痛に対して使っている

低用量ピルには、卵胞ホルモンと黄体ホルモンという二種類のホルモンが含まれています。

 

そして、この二種類のホルモンを同時に服用することで心配される副作用が

「血栓症」

というもの。

血管の中に血栓という血の塊が出来てしまって、脳の血管を詰まらせてしまう脳梗塞だったり、肺の血管を詰まらせてしまう肺塞栓だったり、ひどい場合には命に関わる副作用です。

もちろん、この血栓症がおきるリスクというのは

非常に低くて、何も使ってない人で

1万あたり1~5人程度

それがピルを飲むことによって、

1万人あたり3~9人

に増えます。

この数字を多いととるか少ないと取るかは難しいところですが、生理痛がとてもつらくて寝込むほどの方には、ピル内服を十分考えてもいいのではないでしょうか。

ちなみに、この血栓症という病気、妊娠することでも起きてしまうんです。

妊娠中・分娩後12週間の間に血栓症が起きる確率は

1万人中50人ほど!

そう考えると、ピルのリスクはかなり低いと言えます。

もちろん、ピルによる血栓症=死というわけではなくて、ピル服用中の死亡率は10万人に1人程度ともいわれています。

この血栓症のリスクについては、日本産科婦人科学会に報告されていますので、こちらも参考にしてくださいね。

http://www.jsog.or.jp/news/html/announce_20131227.html

ちなみに、ピルの種類のひとつにルナベルというものがあります。

以前から発売されていたのは、ルナベルLD

そして、血栓症を軽減できるのでは、という目的で、卵胞ホルモンを減らして新たに発売されたのが、ルナベルULDです。

で、実際に副作用はどうなったかというと・・・

新しく発売されたルナベルULDでは不正出血の確率が高くなってしまいました。

その代わりに吐き気が出る確率は下がったのです。

つまり、不正出血の悩みが大きい方は新しいULDがおすすめ。

吐き気でLDがダメだっていう人は、ULDおすすめってことになります。

ただ、肝心の血栓症に関しては、現在のところ、LDもULDも違いはないようです。

あと、時々いらっしゃるのが一時ピルを飲んでいたんだけど、少しやめちゃって、また再開したい、という方。
もちろん、それでもいいんですけど、ピルの血栓症に関していえば、ピル飲み始めが一番血栓症が出やすい時期なんです。

なので、一度やめて、また再開すると、もう一度血栓症が出やすい時期を過ごさないといけなくなります。

いろんな理由があって、ピルを一時お休みするのはいいんですけど、せっかく飲んでて調子がいいのなら、あえて血栓症のリスクを心配するのはもったいないので、できればピルは飲み続けてくださいね。

 

投稿者: 平和島レディースクリニック

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