麻疹について

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麻疹とは

麻疹は麻疹ウイルスによって引き起こされる感染症で、空気感染、飛沫感染、接触感染と様々な感染経路を示し、その感染力は大変強く、感染者の近くにいれば、かなりの確率で感染してしまいます。

麻疹に対して免疫を持たない人が感染した場合、10~12日間の潜伏期を経て発症し、カタル期(2~4日間の発熱、倦怠感、咳など)、発疹期(3~5日間 発熱と全身の発疹)を経て回復します。

先進国であっても麻疹患者約1,000人に1人の割合で死亡する可能性があります。日本でも2000年前後の流行では年間約20~30人が死亡しました。

唯一の有効な予防法はワクチンの接種であり、2回のワクチン接種により、麻疹の発症のリスクを最小限に抑えることが期待できます。 ※2

妊娠中の麻疹感染は特に危険

妊娠中に感染すると、流産や早産を引き起こす可能性があります。

Eberhart-Phillips JE. et al. Measles in Pregnancy: A Descriptive Study of 58 Cases. Obstet Gynecol. 1993 Nov;82(5):797-801.

この論文では、58人の妊娠中に麻疹にかかった妊婦さんのうち、60%(35人)が入院(15人は肺炎で入院、2人は死亡)
31%(18人)が流早産となりました。(5人が流産、13人が早産)

妊娠中の麻疹感染はかなりリスクが高いと言えます。

実際に日本国内では、2000年~2001年に妊娠中に麻疹感染した妊婦さん8人のうち、3人が流産・死産という結果になっています ※7

 

 

麻疹ワクチンについて

効果

ワクチン1回接種による免疫獲得率は93~95%以上、2回接種による免疫獲得率は97~99%です。  ※2

副作用

ワクチンで度々問題になるのは「副作用」のことでしょう。しかし、下の表を見てもらった通り、ワクチンを接種した方が様々な病気に感染する確率は下げることができるのです。

ワクチンさえ打てば大丈夫、とは言えません。ワクチンは安全です、とも言えません。

しかし、トータルで考えれば、ワクチンを接種した方がメリットが大きいのはわかっていただけるのではないでしょうか。

感染 ワクチン
ショック (全ての薬に可能性あり) 0.1%未満 ※3
血小板減少性紫斑病  6000人に1人 ※4 100万人に1人 ※3
急性散在性脳脊髄炎  10万人に0.8人以下 ※5  なし ※6
脳炎 1000人に1人 ※2 100万人に1人以下 ※3
亜急性硬化性全脳炎※1 数千~数万人に1人 ※1,3 なし ※1
肺炎 6% ※2 なし
麻疹症状 1週間、発熱・発疹 ※2 8%に発熱、6%に発疹 ※2

 

※1:亜急性硬化性全脳炎ガイドラインより  http://prion.umin.jp/guideline/guideline_sspe.html

感染して数年して発症し、運動障害・知能障害が進行して、治療法が無く死に至る可能性が高い。

※2:国立感染症研究所HPより https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/518-measles.html

脳炎:麻疹による2大死因の一つ。 発疹出現後数日して発症し、60%は完全に治るが、25%は後遺症が残り、15%は死に至る。

肺炎:麻疹による2大死因の一つ。 乳児死亡の60%は肺炎が原因。

※3:麻疹ワクチン 添付文書より

※4:日下奈津子 他 :ワクチン接種後に発症した特発性血小板減少性紫斑病の2例. 仙台市立病院医誌 29,55-60,2009

https://hospital.city.sendai.jp/pdf/p055-060%2029.pdf

※5:「10万人に0,8人」というのは麻疹に限らず、日本国内で発症する急性散在性脳脊髄炎全てについて。

山口結 他: 我が国における小児急性散在性脳脊髄炎、多発性硬化症の現状. 脳と発達 42,227-229,2010

※6:厚生労働省「重篤副作用疾患別対応マニュアル 急性散在性脳脊髄炎」より

※7:Chiba ME, et al. Measles infection in pregnancy.  J Infect. 2003 Jul;47(1):40-4.

 

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